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<法人 印鑑 証明>
さて、看板から人材募集、経営コンサルタントまで話をしてきたが、ここで忘れがちなものを話そうと思う。
法人印鑑登録や、印鑑証明。
そして、名刺である。
今まで、個人で名刺や印鑑を持っていた人間は多いだろう。
個人事業主になるということは法人団体の主になるので、『法人の印鑑登録』が必要になるのだ。
社印とはまた別なので注意をしてほしい。
法務局や、地方法務局へもっていき登録をしなければその印鑑は法人印として認められず、さまざまな手続きができなくなってしまう。
法人としてしなければならない手続きは多いので、開店前の用意を忘れないことだ。
法人印鑑は会社を社会的に示す顔になる。
偽者を見分けるためにもちゃんとした登録をしてほしい。
ここまでくると、自動車の免許気分だ。
法人登録は免許取得の手続き、印鑑登録はさしずめ写真をとることかもしれない。
別人が扱えないように気をつけなければならないのもわかってもらえるだろうか?
<法人 名刺>
法人の名刺も忘れてはいけない。
取引が多くなるため、必然と名刺を交換しなければならない機会が増えていく。
枚数も多くなるので、やはり外注することになるだろう。
会社によっては、名刺以外にも社員証などの作成も請け負ってくれる。
こういうところにまとめて名札なども発注しておくといいだろう。
もっとも、初期の展開規模を考えた上でのことにもなるためなかなか判断は難しい。
名刺のデザインについても、無機質なものより店のイメージUPにつながるものもいいかもしれない。
店頭で配るものと、取引先のものと2種類あってもいいかもしれない。
名刺一つでも宣伝材料の一つとして、有効に活用していくべきだ。
折角、資金をかけるのだからとことん使わなければ損というもの。
<法人 印鑑 名刺>
法人印鑑も名刺も、会社としての顔を示すものだ。
看板やホームページのように多数に見られるものではなく、事業パートナーにたいして信頼、信用の証としての顔。
第一印象が大切だと、よく言われる。
事業主ともなれば取引先は多くなり、それに対する責任も大きくなる。
責任をとってくれる人はいない。
自らの判断で、動き自分で責任を負わなければならない。
大きくなるほど、肩にかかるものは重くなっていくが、その分自分の力で大きくしたことに喜びを感じることだろう。
いまや個人事業を行うハードルは低い。
フランチャイズにしろ、独立起業にしろ、やりたいと思うのならぜひチャレンジしてほしい。
人生は一度きりだ。
悔いのないように挑戦を続けてほしい。